☆コンサート報告☆
第29回、第30回 黒瀬紀久子ピアノリサイタル
2004年7月15日(木)、7月18日(日)
☆ プログラム ☆
- カセッラ
11の子供の小品
1.プレリュード
2.ディアトニック ワルツ(白鍵上で)
3.カノン(黒鍵上で)
4.ボレロ
5.クレメンティを讃えて(5指の練習)
6.シチリアーノ
7.ジーグ
8.メヌエット
9.カリヨン
10.子守歌
11.ギャロップ フィナーレ
- ショパン
ノクターン 1番 Op.9-1
幻想ポロネーズ Op.61
スケルツオ 第2番 Op.31
アンコール
- ショパン
ワルツ Op.34-2
ノクターン Op.9-2
雨だれ
約100名のクラシックファンの方を迎え、第29回が7月15日に、そして、今回初めての試みとして、全席予約制での第30回が7月18日に開かれました。今回は空調設備が新しくなり快適なリハーサルルームでの開催でした。
澄んだ空気の中、シューマンの曲が静かに始まりました。
その後、演奏者よりカセッラについてお話があり、自由で不思議な感じのカセッラ独特の世界に浸りました。
そして、幻想ポロネーズとスケルツオについてのお話の後、純粋で冷静、微妙な音の陰影を細やかに導き出されたショパンの世界に包まれました。
聴き手のみなさまが、一人のピアニストが紡ぎ出す音楽に身も心も委ね、芸術を尊重し、その美しさを心から楽しまれていたようです。
暑さの厳しい毎日ですが、心のゆとりを持たれてお帰りになられたのではないでしょうか。
・ 一台のピアノで、これほどの情熱、失意、希望や思想が伝えられるものかと感動しました。いつまでも黒瀬さんの音の世界に浸っていたいと思いました。
・ 初めて寄せて頂きました。こぢんまりしたホールで身近にピアノを聴くことができ、何とも贅沢な気分でした。大好きなショパンを堪能し、幸せでした。ありがとうございました。
・ カセッラは初めて聴きましたたが、不思議な世界にひきこまれました。ショパンのスケルツオには黒瀬さんが今までピアノをずっと愛してこられた情熱が伝わってきました。
・ 澄んだ音色、猛暑を忘れさせていただきました。
・ 素晴らしい演奏を聴かせて頂き、とても嬉しいです。
・ いつまでも聴いていたいほど、くつろがせて頂きました。益々、演奏に深みと磨きがかかってきた様に思いました。着実な練習とたゆまぬ努力が、いかに大切かをしみじみ思いました。
このような感想をアンケートにて頂きました。
ありがとうございました。