☆コンサート報告☆
第152回 中野慶理 ピアノリサイタル
2015年3月19日(木)
☆ プログラム ☆
- ショパン
- スクリャービン
ピアノ・ソナタ 第1番 ヘ短調 Op.6
ピアノ・ソナタ 第7番 「白ミサ」Op.64
詩曲「焔に向かって」 Op.72
今日は朝から大雨でしたが、演奏会の時間にはすっかり雨もあがりました。
今回は、ピアニスト中野慶理氏をお迎えしました。1曲目はショパンの幻想ポロネーズでした。どこまでも追求された音色の素晴らしさに吸い込まれました。2曲目からは、スクリャービンのソナタ2曲と詩曲を演奏されました。ショパンとの関係やスクリャービンが初めて使用した神秘和音についてのお話もありました。理解が難しい曲ですが、とても興味深く、新しい発見が出来たコンサートになったのではないかと思います。
来月はヴァイオリンのパラシュケヴォフ氏、ピアノの村越知子氏によるデュオをお届けします。どうぞお楽しみに!!
☆ アンケート ☆
・ 中野氏の迫力には,いつも圧倒されますが,ショパンは特にすごいとしか表現のしようがありません。
・ どの曲も素晴らしかったですが,今日の白眉はスクリャービンです。特に白ミサは良かった! 昔,若い頃にホロヴィッツのLPでスクリャービンを初めて聴いた時は,なんと暗い音楽で理解できませんでしたが,年をとって神秘的な音楽の良さがわかってきた様に思います。
・ 力強いタッチの出だしのポロネーズはショパンの想い,ショパンの世界に引き込まれました。スクリャービンの曲はなじみがない私は,興味津々で聴きました。熱演に感動しました。解説もわかりやすく,そのおかげで楽しませていただきました。ありがとうございました。
・ 今回初めて参加致しました。無料で上質な音楽に触れることができ,感謝に堪えません。2曲目以降,ピアノの椅子が軋んでいる音が響いて少し残念でした。